KYOTO GRAPFIE 3

京都府庁舎でもう一つの作品

そこに入った途端に、やられたと。場所の凄さと作品に圧倒された。

この場所にこの作品が驚くほどマッチ、ずっとここにあったかのよう。

Victor Diop

オマー・ヴィクター・ディオプ

モデルが作家本人。アフリカ大陸最西端セネガル出身。

がっつり4つに組んだ感じ。両方ともに存在感で負けてない。

欧米で活躍したアフリカ出身の歴史上の偉人と、欧州リーグでプレーするアフリカ出身のサッカー選手、そして当時欧州で活動していた自らを重ねたセルフポートレート「Diaspora」シリーズ。

アフリカの歴史上の偉人なんだけど、足元におや、サッカーシューズとボール?

どれも実在する肖像画や写真に基づいて作られているけれど、サッカーシューズ、サッカーボール、ゴールキーパーグローブ、ホィッスルなどを身につけていたり、持ってたりする。

これは若い人が黒人の歴史に関心を持ってほしくて、そのきっかけとなるようにオリジナルをただ複製するのではなく、サッカーの要素を入れているとのこと。

サッカーグッズとビビッドな写真、分かりやすくて若者は好きじゃないかな。

まずはお互いの歴史を知ることにより、理解し合う、

この作品を見て家に帰ってから、アフリカの偉人のことをGoogleで検索したりして、興味を持って欲しいと、公式サイトで語っていた。

お互いの歴史を知り、認めることによりお互いを理解し、そして繋がっていく。

そしてこの写真家のもう一つの作品が良かった。

それはまた。

Author: noriko