朝ごはんに力を入れる、そう決めても夜型の私はなかなか上手くいかない。
血圧や中性脂肪、身体のことを考えると、朝型になることなのだけど、なかなか、、、
そんな習慣をかえるために、美味しい朝ごはんを食べに行き、朝ご飯習慣を頭でなくお腹に覚えさせようとしてるけど、、、恵比寿にはあまりない。
ここ京都には行きたいお店がいろいろ。しかーし行きたい店、並んでたわぁ。
京都朝ごはんは旅の目的のひとつだったから、ダメ元で前日に予約電話したら、なんと予約とれた!『瓢亭』朝ごはん!!
やって来ました。
これが、400年の歴史、って納得してしまうような、江戸時代にタイムスリップしたような雰囲気の店構え。
店構えから本物感漂ってる。
『美味しい店は、店構えからもう美味しい』という定義を勝手に作ってるけど、それを正にとうなずかせるような、やっぱりと確信させるような、波動があった。
中に入りお部屋へ。朝だから緑が美しい。あいにくの雨が緑を濃くしてくれた。
京都は中庭、素敵だ。
まずは梅のお茶、朝一ですっきり。
洋食でいうとオレンジジュースかな。
瓢箪の器、こういう重ねた器は、特別感あるね、開ける楽しさ、あるよね。
しかも朝から、お正月の御重みたい、ワクワク!
開けて、並べる。きれい!うわぁって声が出ちゃう。
お魚皿、大根煮皿、サッパリ野菜皿、それと絶妙なゆで卵、栗煮、イカ昆布巻、練物のお皿、小皿はいくら。
この卵、後から知ったけど、瓢亭卵といわれ名物らしい。確かに普通みたいだけど存在感あった。写真からも伝わるよね。
だからといって、特別な味ではない、でも美味しかった。普通なんだけど違うみたいな。
何かの記事に、あったけど、まさにこれ「なんでもないものを当たり前に美味しく饗(きょう)する」ことこそ、いちばん難しいもの。
盛り付けがこの卵を中心にされている、目線が卵にいくから見て食してる典型。
そしてお碗、欠かせませんね、和食にはこのタイミング。あっさりの出汁味。
暖かく、ホッと。
そしてお待ちかね、朝粥来ました!
この黒いものは?、あんだそう。
お粥にあんをかけて食べるらしい。
いわれたとおりに、おかゆをよそって、その上にあんをかける。
美味しい!!さすがお出汁の瓢亭。
トロトロのお粥に、トロトロのあんをかける。
ありそうでないわ。
美しい庭、お出汁の香り、雨の音、京都の朝。
いい時間です。
瓢亭
しかし、残念なのは最初の写真で気がつきましたか?江戸時代情緒をかき消す後のクレーン、早く行かないと、お店は続いても、周りの風景はなくなる。
川が繋がってる、お隣のお庭に行きます。