馬込文士村散歩 ジャーナリストの家

大森山王の住宅街にある公園『蘇峰公園』。日本最初のジャーナル誌「国民之友」を創刊した徳富蘇峰の居宅跡(山王草堂)を公園にしたもの。

住宅街に突然現れる。

今は咲いていないけど珍しいカタルパの木がある。

カタルパ(和名:アメリカキササゲ)は、アメリカ原産で全国的に数が少ないらしい。

入口近くで見つけた!池上梅園で見れなかった、白い花と赤い話してが咲く梅の木、美しい!!

紅白で縁起がいい。

池もあり透き通る水が清らかで、周りの景色を写し出している。

徳富蘇峰は徳冨蘆花の実兄、徳冨蘆花は『不如帰』の著者だよね、と出るがお兄さんの蘇峰は、学校で習った記憶がない。

ここに像があったらしいが戦争中に供出したとかでない。

現代からみると蘇峰は、平民主義から国家主義、さらに皇室至上主義と、日本と共に間違っちゃった道を歩んだ感があるけど、それはあの時代は皆んなその方向にいっちゃって、その大多数の日本人の心情を代表していたみたいな人。

山王草堂

徳富蘇峰が、大正14年から昭和18年まで住んでいた旧宅「山王草堂」の書斎などを保存、大きな座卓にたくさん積み重なっている蔵書、愛用品の数々、まさに今そこに座って執筆しているかのような展示にその人を垣間見、全100巻(全てあるかはわからないが)「近世日本国民史」の自筆の原稿に圧倒された。勝海舟、新島譲、吉田松陰ら明治維新の大人物からの書簡、関係資料も展示している。昔の人は文章も字も美しい。

  • 所在地: 大田区山王1-41-21  
  • 交通: JR大森駅西口から徒歩10分
  • 入館時間: 9:00 ~16:30(入館は16:00まで)
  • 休館日: 年末年始
  • 入館料: 無料

カタルパの木は5月に咲くらしい。その頃にまた来よう!

Author: noriko